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原付カウルのキズを直す

原付バイクカウルのレストアカスタム

原付、バイクなんて物は不安定な乗り物で、年月と共に
キズが増えて当たり前。
転んだキズやぶつかったキズなど。
カスタムしても傷だらけじゃ泣くに泣けない。

それでも綺麗にしたいのは皆同じ。
どうせまたキズ付くのだから、自家塗装、自家性レストアで
出来る限り綺麗にキズを直したほうが断然お得。

カウルにキズが付く度に業者に修正してもらったんじゃ
いくらお金が掛かるか分かりません。
それよりも安価に修正してその分バイクカスタムパーツの購入に
お金を回した方が良いじゃない。

原付カウルレストア画像

先日オークションでビーノのサイドカウルを購入しました。
送料込みで1,000円ちょっと。
割れなしのキズアリです。
カウル部分のキズをカスタム修正して再利用したいと思います。

ヤスリでキズを慣らす

原付バイクカウルのレストアカスタム

カウルキズ画像
原付のカウルを見ると、大きな傷が入っています。
転倒したり倒したりでバイクのカウルはすぐに傷つきます。
これを自家性レストアしてみたいと思います。

まず
後工程のパテ埋め、自家塗装をするためにキズを含む周辺を
耐水ペーパーの300〜400番程度でヤスリがけをしていきます。
原付カウル表面慣らし画像

修正、塗装を最小限に済ませたい場合はそれなりの範囲で、
ついでに色も変えたい場合は塗装のりを良くする為も
かねて全体にヤスリをかけていきます。

耐水ペーパーは目詰まりすると更に不本意な大きな傷をつけてしまう
場合があるのと、作業性が悪くなるので
必ず水をつけながらヤスリがけは行います。

塗装面を削りすぎて地肌が見えるまでする必要はありません。
全体的に白っぽくなるまで、前の塗装は純正塗装なら
残っていても問題なし。
リペイント塗装の表面なら塗料成分によって、再塗装の際に
浮いてくる場合があるので剥離材等でしっかり塗料を落としておく
必要があります。

カウルキズ修正パテ埋め

原付バイクカウルのレストアカスタム

表面を慣らしたカウルにパテを盛っていきます。
パテは「ホルツ」というメーカーの樹脂用のパテ。
特に他社と比較したわけではありませんが、昔から使っているので
使い勝手が良いためそのまま使っています。

パテにはペースト状から自然硬化していくタイプと
粘土質状を2種以上混ぜ合わせて硬化反応させるタイプ、
硬化剤を混ぜて硬化させるタイプ等、幾つかに分かれますが
硬化時間の早さで硬化剤タイプがお奨めです。

カウル修正パテ埋め画像
原付カウルのキズ部分にパテを盛りつけた状態。

このパテは硬化剤の量によって硬化時間がおよそ測れます。
急いでいる場合は硬化剤多目で作業します。
硬化剤が多すぎると盛り付け前から固まってしまうので注意ですが。

硬化が始まると、パテが熱を持ってくるので、
完全硬化前に粗方不要なパテをカッター等で削っておき、
ペーパーで表面を整える労力を軽減します。

カスタムカウル修正ペーパーがけ

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パテが硬化したらバイクカウル表面を滑らかにしていきます。

最初に金物のヤスリでバイクカウル本体の表面に触れない程度に
パテ部分を削っていきます。
金物のヤスリは目減りが殆ど無いので作業性が良いのですが
つい削り過ぎてしまう事に注意。
カウルに当ててしまうと、そこが新しいキズになってしまうので
大まかな削りにだけ使います。

この時、パテの削り粉が沢山出るので吸い込まないよう、
換気を確保します。
実はこのパテ粉は後々使い回しが効くので捨てずに保管しておきます。

耐水ペーパーがけ画像
程よくなったら耐水ペーパーで慣らしていきます。

バイクカウルとパテに段差が無くなるまで根気よく慣らします。
前項のヤスリでキズを慣らすのカウル表面へのヤスリ作業が甘いと、
パテとカウル表面との密着性が悪く、パテが簡単に剥がれたりするので、
剥がれたらもう一度カウル表面の慣らしからやり直しになります。

段差が無くなるにしたがって、耐水ペーパーの番目を荒い300番程度から
800〜1000番程度の細目まで慣らしていき、
表面を平らに仕上げていきます。

カウル修正表面処理

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カウル表面のキズは案外クセがあり、細かな箇所のキズが
残っていると、最終仕上げに差が出てしまいます。
光を反射させて凹凸を見たり、サーフェイサーを一吹きしてみて
納得するまでキズは無くしていくようにしましょう。

早く塗装したい気持ちになりますが、ここは大事な工程。焦らずに。

カウルキズ修正下地処理画像
カウル表面修正完成。

ちょっとしたキズならわざわざパテを盛るのも勿体無い。
何より手間ですし。先程のカスタムカウル修正ペーパーがけ
で残しておいたパテの削り粉を利用します。

傷口に「瞬間接着剤」を塗りこみ、乾かないうちにすぐ、
その上から「パテ削り粉」を振りかけます。
接着剤に溶け込んであっというまに硬化するので
再びペーパーをかけて修正します。

時間と手間、コストのかからないお手軽方法なので
小さなキズはこれで修正できます。

バイクカウルペイント

原付バイクカウルのレストアカスタム

キズ修正した箇所を再塗装する為にリペイントしない部分を
マスキングで覆い隠します。
マスキングラインはテープで、それ以外はビニールや新聞紙で
覆うと安く仕上げられるので使っていきましょう。

原付カスタム/カウルマスキング画像
ヤマハ/ビーノの上半分をマスキング

マスキングのラインは塗料が浸透しやすいので
隙間無い様に貼り付けます。

修正範囲だけを狭くマスキングすると、ボカシやグラデーションで
境目を馴染ませることは難しくなり、
綺麗に仕上げる事が出来なくなります。
塗装範囲にゆとりを持たせ、修正範囲以外も5〜10cmくらいは
多めにリペイントカスタムするくらいにマスキング範囲を決めていきます。

マスキングテープとカスタムする原付のカウル部分に
ゴミが付着しないように十分掃除しておきましょう。

原付カウルプラサフ塗装

原付バイクカウルのレストアカスタム

原付カウルのマスキングが終わったら、
まず塗料の定着を良くするプラサフを下塗りします。
貧乏カスタムなので塗料は安価なスプレー缶のラッカー塗料を使いたい。
ですがラッカー系は皮膜が薄く、耐久性が低いのが難点。
だから安いのですけど。。

そのラッカー塗料の弱点をカバーするために、
プラサフを含む下地処理を丁寧にやる事でだいぶ色持ちも
変わってきます。
逆を言えば、お金をかけて皮膜の強いウレタン塗装なら
ある程度下地に手を抜いても仕上げられるという事。
そこは個人の好みで。

原付カスタム/カウルプラサフ画像
プラサフを吹き付けたカウル。

塗料を定着させて耐久性の向上と、キズ修正の下地処理に
ムラが無いかを最終確認する為に必要な工程です。

万一カウルにキズが残っていた場合、上から耐水ペーパーで
慣らすか、パテ埋めで再修正。
その後プラサフの吹き直しになりますが、
安く仕上げたいなら妥協はしない。
お金をかけずに手間をかける。

最後には見えなくなる部分ですが、ここで仕上がりに
差が出来る重要な工程です。

原付カウルリペイント/下塗り

原付バイクカウルのレストアカスタム

原付カウルのリペイント。
納得いくまでカウルの下地処理が終わったらいよいよ塗料を
塗っていく工程です。

下塗り、本塗り、上塗りと、段階に分けて塗り進めるのが
素人スプレー塗装でも必要な工程になります。

焦らず下地処理を仕上げ、じっくり塗装していけば
プロに劣らない出来に仕上がるはずです。

原付カスタム/カウル下塗り画像
塗装一回目。

原付カウルに塗っておいた下地プライマーのグレーが見え残るくらい
薄くスプレーを吹き付けます。
今回の塗料は黒。ベースはワインレッドなのでツートンになる予定。
市販のラッカースプレーを使用しています。

ベースにあわせたい場合は同じ色をメーカーから取り寄せるか、
塗装屋さんで調合してもらう必要があります。
その場合は割高になるので、塗る面積によって考慮しましょう。
多少割高でも一部塗装の少量なら調合。
イメージチェンジも兼ねて元色を変えていくなら安い市販色。
お好みで。

発色を考えるなら、白、シルバー、黄色等の色は下塗りに白系の
色を塗っておくと綺麗な発色に仕上がるのでカウルに二度塗りをします。

赤、青、緑等は下地の色によって明るめ、暗めの色合いになるので
合わせたい色の下地色を先に塗っておく事も必要です。

カウル、ヘルメットをリペイントする場合、どこの塗装工程でも
一気に塗り進めると液ダレ、ムラになりやすいので
じっくりゆっくり進めましょう。

原付カスタム リペイント

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数回繰り返して塗装工程を進めていきます。

原付カスタム/カウル リペイント画像
再塗装直後のビーノサイドカウル

少しずつ塗料を吹き付けることで塗料の液ダレを防ぐ事が出来ます。
さらにムラがなくなるまで塗料を重ねていきましょう。

吹き付けの間隔は前の塗装面が乾き切らないうちに次の吹き付け。
時間にして夏場なら5〜10分。冬なら10〜15分くらい時間をあけます。

毎回同じ吹き付け位置、向きだと
塗装面はどうしても真中付近が皮膜が厚くなり、
カウル塗装面の端や凹凸部分は皮膜が薄くムラになりやすいので
最初に凹凸部分や端は濃い目に塗料を吹き付けておいて、
塗料を乗せていくごとに段々と真中付近の色調と合わせていくと
ムラ無く綺麗に仕上げる事ができます。

途中でムラが一部分に出来てしまった場合、そこだけ
補修しようとすると、液ダレしたり、その周囲がムラになったり。
さらに失敗が広がる可能性があるので、
ムラ部分を基準にして全体にもう一度塗料を吹き付けるようにすると
上手にカバーできると思います。

塗装の基本は薄く。塗装回数は複数回に。

塗り重ねるごとに吹き付け距離を少しずつ近くしていけば
カウル塗装面にツヤがでます。
最初は30cmくらい塗装するモノとスプレーの距離をあけます。
最後の塗装時には10〜15cmくらいの距離で。

原付カスタム マスキング

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カウルに貼ったマスキングテープを塗料が半乾きのうちに
表面から垂直に持ち上げる感じで
剥がしていきます。

原付カスタム/マスキング画像

塗料が乾いてしまうとマスキングテープに固着してしまい
塗装の一部が一緒に剥がれてしまいます。
元の塗装面との境目も
塗装溜まりで段差が大きくなってしまうので
次工程から表面を滑らかに仕上げる手間が
余計にかかってしまいます。

全く乾かないままだと、塗料が流れ出してしまうという
状況になりかねません。

塗った塗料の量にも左右されますが、
夏場なら5分程度、冬場なら10分程度で
マスキングテープを剥がしましょう。

原付カスタム 塗装表面

原付バイクカウルのレストアカスタム

マスキングを剥がしたら塗装面を確認してみましょう。

スプレー塗装は塗料の粒子が粗いのでなかなか一回で
艶のある表面に仕上げる事は出来ません。
更に光沢、耐久性を兼ねる為に、ウレタンクリアーで
皮膜の厚い塗装仕上げが望ましいので

その前にラッカー塗装表面を1000番程度の耐水ペーパーで
軽く擦り、凹凸を慣らしておきます。

原付カスタム/塗装面画像

耐水ペーパーで慣らすと表面が曇ったように
白っぽくなってしまいますが、
後工程のウレタンクリアー、コンパウンドで消えるので
気にしなくて良いです。
力を入れ過ぎて塗装面の下地が見えないように
軽く丁寧に表面を慣らします。

原付カスタム クリア塗装

原付バイクカウルのレストアカスタム

塗装表面の慣らしが終わったらもう一度マスキングして
塗装範囲を確保します。

耐性、仕上がり具合からスプレータイプの
ウレタン溶液のクリアを選択しました。

原付カスタム/クリア塗装画像
クリア塗装吹き付け直後の原付カウル/ビーノ

足つけ程度に最初は少量のクリアで軽く塗装し、
本塗り塗装は一気に液ダレ手前まで塗料を乗せました。

塗装後、乾き切らないうちにマスキングを本色の時と同様に
原付のカウルから剥がしておきます。

塗装はここまで。
後は良く乾燥させて仕上げ完了までもう一息。

原付カスタム カウル塗装表面仕上げ

原付バイクカウルのレストアカスタム

ウレタンクリアまで塗装したカウル表面を乾燥後に触れてみると
少々ざらついた感じがあるかと思います。

ブースがあり、埃をシャットアウトして、
塗料の液ダレ寸前を感覚で見極められれば仕上げ磨きしなくても
光沢ある仕上がりができるようですが、
素人DIYペイントカスタムでは難しいところです。
ですが、仕上げ磨きの一手間を惜しまなければ
誰でもプロに近い仕上がりの良い光沢が得られるので
妥協せず時間をかけてじっくり仕上げていきましょう。

原付カスタム/カウル表面仕上げ画像
仕上げ途中の原付/ビーノサイドカウル

DIYの青空スプレー塗装では塗料の吹き具合と
空気中の埃が付着してツヤが足りない状態になっています。

1500番程度の細かい目の耐水ペーパーで
軽く擦り込み、表面を慣らして行きます。
擦り過ぎるとウレタン地を超えて本塗りの塗装地まで
削ってしまうので、軽く丁寧に磨きこみます。
細かい目の耐水ペーパーと水をこまめに付けながら慣らすことで
キズを防止して磨く事が出来ます。

原付カスタム カウルレストア完成

原付バイクカウルのレストアカスタム

カウル塗装表面仕上げをじっくりしていき、
表面の段差無くなるまで慣らして行きます。

原付カスタム/カウル修正画像
原付カウル仕上げ面

指の腹で触ってみて凹凸が感じられなければ表面磨きは完了。
周囲の背景や光が表面へ綺麗に映り込めば成功です。

さらにコンパウンドで原付カウルの表面を磨きます。
最初は粗目、一通り磨きこんだら中細、
最後に極細のコンパウンドまで段階的にキメを細かく
して行くことで更に磨き上げる事が出来ます。

原付カスタム/カウル修正完成品画像

最後に車両に組み付け、ワックスで艶出しをして
完成になります。

素人DIYのレストアは妥協せずにじっくり手間暇をかけること。
失敗してもやり直しはできるので
気楽に挑戦してみれば愛着あるカスタムが出来ると思います。