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ヘルメットカスタムペイント

ヘルメットカスタムペイントに挑戦

ヘルメットペイントしたい。・・お金無い。
プロ業者に頼むと料金高すぎる。
。。自家塗装に挑戦しようじゃないか。
リペイントカスタム?簡単、簡単。
気合があれば何とかなるでしょ。

ヘルメットの使用期限は約3年と言われています。
私のヘルメットもペイント剥げて傷だらけ。
年月と共にくたびれて。

素人の気合のみで、一般に手に入るDIYツールを使う。
もちろん、プロの料金より安く。


・・ま、本気でペイントするのは初めてだし、慎重に。
ペイント用のヘルメットは貰い物の半キャップから。
万が一失敗してもダメージが最小限になるように。
バイクヘルメットカスタムペインティング
以後、これがどう変貌するのか。
楽しみであり、恐くもあり。

出費0円。

マスキング

マスキング

ヘルメットカスタムペイントに挑戦〜その2〜

マスキングの前に邪魔なパーツは取り外します。
・・ゴーグルだけ。。半帽の特権です。
ヘルメットにバイザーや小さなパーツの付いたジェット、
フルフェイスは大変です。
そんなヘルメットだったらここで挫折するかも。。
・・飽き性の人は気合で乗り切りましょう。

枠部分と中身を隠します。
ペイントする境目の部分は出来が左右されるので慎重に。
単純に一回りだけなので
12mm幅の紙製の安いマスキングテープを使いました。

曲線や細かな色分けには曲線用のマスキングテープ、
というように使い分けると上手くいきやすいです。
マスキングテープは安いものなのでここでケチらない。
用途に応じて、隙間無くマスキングします。

マスキングテープ自体をケチって
代用で「ビニールテープ」や「ガムテープ」は無理。
上手くできたためしがありません。
ペイント前のマスキング
ガムテープが全体に見えますが、
ヘルメットにペイントする境界線はマスキングテープを使っています。
広い面積にびっしりマスキングする必要はありません。
ペイントの境目意外はガムテープと新聞紙等で効率良く。
要は隙間無く、塗料の侵入が防げればそれで良し。

12mm幅マスキングテープ 180円
古新聞 タダ

塗装用下地処理

バイクヘルメット塗装用下地処理

ヘルメットカスタムペイントに挑戦〜その3〜

塗料の乗りを良くする為全体に耐水ペーパーでヤスリがけ。
ヘルメットの表面をざらざらにする感じで
塗料の密着を良くする目的があります。

番手は400〜800くらいがよろしいかと。
荒い番手のヤスリだと、キズが大きくなるので
ペイント後もキズが浮き出てきてしまいます。注意。
細かい番手は程よいざらざら感にするのに苦労します。

早くペイントしたい気持ちを抑えて、丁寧に全体を曇らせるように
足付けしていきます。
手を抜くと、折角仕上げた塗装が簡単にポロポロ剥がれて
悲惨になってしまうので入念に。
過去NS-1のアッパーカウルの時、これで泣いた経験あり。

見た目には表面の塗装色が曇ってツヤが無くなるまで。
新品の場合は傷つけるのにためらいますが、
思い切って処理しましょう。
やりすぎて地肌が見えすぎない程度に。

ヘルメット下地処理
その後、下地剤(サーフェイサー、プライマー)
を使ってペイントの下準備。
今回はソフト99のプライマーを使いました。
樹脂系のサーフェイサーでも代用はできます。
安く、手に入り易い方で。
両方使うまでの必要はあまり無いかと思います。
キズの無い新しいヘルメットはプライマー。
小キズを修正した時や表面の凹凸を確認したい場合はサーフェイサー。
兼用のモノもあります。

下地剤は塗料の食い付きを良くする為と
大きな傷を視認しやすくする為。
浅い傷ならサーフェイサーがある程度は埋めてくれます。

下地処理に付けたざらざらのヤスリキズ以外の凹みや引っかきキズを
くまなくチェックします。
キズを見つけたらパテで修正。
幸い今回パテは使いませんでした。

ヘルメットペイント塗装1回目

ヘルメットペイント塗装1回目

ヘルメットカスタムペイントに挑戦〜その4〜

カスタムペイントの塗装順番のコツは
○塗装色を層に見立てて、下の層から。
○白、黄色等下地が透け易い色は最初。
○黒、紺等、暗い色は後。
○ベースカラーからポイントカラーへ。
○小さい塗装面積が最初または最後。

矛盾がありますが、塗装色、形状、デザインによって
優先する塗り分けをイメージして、
部分マスキング等でフォローして失敗、手間のなるべく無いように
塗装順番を決める必要があります。

形状、デザイン、色等の要素で毎回
順番は変わることになるので
ペイント順には一概に正解ということはありません。

ヘルメットペイント塗装-01
まず今回はベースが赤なので先に塗装します。

赤を塗る場合、下地に白かシルバー系の色を塗っておくと
綺麗に赤が発色されるので、プライマーの薄いグレーを
そのまま使い、ダイレクトに赤色を乗せていきます。

一回目は足付けの要素もあるので
いきなり本塗りはせず、薄く全体に吹きかけて終了。

ヘルメットペイントベース塗装

ヘルメットカスタムペイントに挑戦〜その5〜

ヘルメットに更にペイントベース色の赤を重ねていきます。

ヘルメット塗装のポイントは、

ヘルメットをわざと外して塗料スプレーを吹き始め、
手を動かす速さは一定に。
塗料の噴出し口とヘルメットの距離も一定に。
ヘルメットに吹き付けている状態の時にスプレーの噴出しは止めない。
塗料スプレーの吹き出しを止めるのはヘルメットから外した時。
塗料を吹き付ける方向は一定に。

この工程を一色ごとに繰り返します。

さらに下塗り、薄付けの色は遠距離から。
仕上げ、艶出し、本塗りは近い距離からヘルメットに
吹き付けていくのが基本になります。

ヘルメットカスタムベース塗装工程
塗料は上から下に流れるので、下方向から塗っていくと
液ダレ、ムラになり難いと思います。
一気に塗ると格段にムラになりやすいので数回に分け、
のんびりと時間をかけて塗ります。

ヘルメット塗装ベース仕上げ

ヘルメットカスタムペイントに挑戦〜その6〜

ヘルメットベース工程終了
2〜3回に塗り重ね、ベース塗装終了です。

マスキングした境目や凹凸部等の塗り忘れ、ムラをチェックします。

缶スプレーの場合、塗り重ねてもなかなか「てかてか」した表面には
ならず、「かさかさ」した感じになります。
最後にクリア、磨きで表面は調整できるので気にせず進行。

液ダレが出来てしまった場合、そこに800番程度の耐水ペーパーで
ならしていきます。
同じく、ブースが無く青空塗装の場合もヘルメットにほこりが付くので
軽くペーパーでこすると簡単に取れます。

修正した時はそこだけ塗料を追加せずに、ヘルメット全体に
もう一度吹き付けてムラを防止します。

初めての塗装の場合、ちょっとしたキズやほこりに
びびってしまいがちですが、後々からフォローできるので
臆せず挑戦してみてください。

部分ペイントのマスキング

ヘルメットカスタムペイントに挑戦〜その7〜

次はヘルメットカスタムペイントの一番楽しく、一番悩む工程。
デザイン部分のペインティングです。

オリジナル性を引き出すメインになり、デザインの出来次第で
満足度が良くも悪くもなります。
万が一悪くても、やり直せるのが自家塗装の良さでもありますが。
最大の利点は思ったデザインを100%形に、しかも
自分の手で表現できるのがカスタムペイントの醍醐味でしょうか。

ヘルメット部分塗装マスキング
シンメトリー(左右対象)は個人的に好みではないので、
向かって右半分のみマスキングしました。

ヘルメットの曲面部分は2mm幅の曲面用マスキングテープを使い、
ベース色を活かす所は12mm幅のマスキングと新聞紙で
覆い隠しています。

ヘルメットカスタムペイント2色目

ヘルメットカスタムペイントに挑戦〜その8〜

マスキングが終わったヘルメットに2色目のシルバーを
塗装していきたいと思います。

単色ならここでクリアを吹き付けますが、
カスタムペイントするなら臆せずオリジナルデザインに
挑戦してみる価値はありますよ。
工程が増えるほど、
上手く塗装できた時の喜びは比べ物になりません。

基本的なヘルメットをペイントする工程は
ヘルメットペイント塗装1回目
ヘルメットペイントベース塗装
ヘルメット塗装ベース仕上げ
の流れになります。

注意点として、
マスキングテープでヘルメットにラインを取っている箇所が
ベースペイントよりも増えているので、
塗り残し、マスキング忘れ、保護した色への侵食等。

しっかりと満足できるデザインが決まり、
マスキングを焦らず時間をかけて挑めば、複数色の
カスタムペイントも怖くない。

ヘルメットカスタムペイント2色目
こんなになりました。

カスタムペイント水砥ぎ

ヘルメットカスタムペイントに挑戦〜その9〜

ヘルメットカスタムペイント2色目〜その8〜
の工程後、部分ペイントが終わったら塗料が生乾きのうちに
ヘルメットに貼ったデザイン部のマスキングテープを剥がします。

完全に乾いた後だとマスキングと一緒にペイントした塗料も剥げる場合があり、
綺麗な線が表現されない事があるためです。
この時、マスキングテープの下からデザインされたヘルメットが
表れる瞬間は丁寧に時間をかけてペインティングしただけ
嬉しさがこみ上げます。

ヘルメットカスタム水砥ぎ工程

べたっと塗るのも味けがないので、
はけでおおざっぱに塗った雰囲気で前方から斜め後ろに流した
感じにしてみました。
塗りはじめから終わりにかけグラデーションをしてありますが、
スプレー缶のノズルパターンは広く、
あまり綺麗なグラデーションにはなりませんでした。。
経験不足です。

半日ほど自然乾燥させた後、触ってみるとマスキングした
境目が段差になっていると思います。
これを慣らし、仕上げの時に統一されたつるつる感を出す為
「水砥ぎ」をします。

800番程度の耐水ペーパーで水をつけながら段差部分を
こすっていきます。

水を使ってのヤスリがけの利点は、

○目詰まりし難く、均等に削れる。
○削りカスが飛散しない。
○ペーパーが長持ちするので経済的。

ヘルメットにペイントしたベース部分と段差が無くなれば工程終了。
削り過ぎてベース地まで見えてしまったら
やり直しになるので慎重に。

加減が不安なら爪が引っ掛からない程度を目安にして。

この際、周囲までヤスリキズが及び少しぼやけた感じになりますが、
これはクリアで消えるので問題なし。

カスタムペイント/ファイヤーパターン

ヘルメットカスタムペイントに挑戦〜その10〜

ヘルメットに塗装する3層目のペイントは
ファイヤーパターンのカスタムペイントにしてみます。

最初にファイヤーパターンの色をヘルメットに塗っておいて、
後からベースカラーを載せる場合と、
ベースからファイヤーパターンを後乗せする場合、
パターンラインの内側を塗る場合と外側ペイントする場合。

パターンの塗り方もいくつか選択肢がありますが、
ファイヤーパターンが黒系で後に違う色を載せると
色が映えないことがあるので、後乗せファイヤーペイントカスタム
となりました。

ヘルメットフレイムスマスキング
2層目までのペイントに曲線用2mm幅のマスキングテープで
フレイムスのラインを当てていきます。
曲線用マスキングテープはビニール素材なので
曲線部に沿ってカーブさせると伸びながら馴染みます。
片手でテープの方向をガイドして、反対の手でラインを
好みのカーブに当てていくと上手くいきやすいようです。

後は部分ペイントのマスキングの時と
同じように、必要以外の部分を塗料が侵食しないように
新聞紙と幅広マスキングテープで覆い隠します。

ヘルメットファイヤーパターン
ファイヤーパターンの色はグリーンブラックのメタリックです。
その前にファイヤーパターンの下に薄くシルバーを吹きつけ、
部分的に色合いを変える様に試みましたが、
パッと見は分からなくなってしまいました。
やはりグラデーションはまだ経験が足りません。。

カスタムペイント水砥ぎと同じ工程で
塗料が生乾きの状態でマスキングを取ると、
だいぶ表情が出てきました。

ファイヤーパターン

ヘルメットカスタムペイントに挑戦〜その11〜

ファイヤーパターン.jpg

カスタムペイントの目玉、ファイヤーパターンが出来上がりました。
2層目のシルバーに重ねています。

ファイヤーパターンは炎をイメージする線を2本対称の1セットで
描くと綺麗にまとまります。
今回は「非対称」にこだわって敢えてばらつかせてみました。
個人的には満足できる仕上がりです。

全体的にヘルメットの左前面から後方に流れるラインになっています。

カスタムペイントはやはり単色より色を増やして
遊びを入れた方が満足度が違います。

半キャップなので塗装面積が少ないのが今になって少し
物足りなく感じましたが、上手く出来たゆえのわがまま。

今は「ファイヤーパターン」も「フレイムス」とか「フレア」
とも呼ぶらしいですが、私的には「ファイヤーパターン」
がしっくりきます。

次回はトライバルやファイヤーラインも入れてみたいです。

ステッカー

ヘルメットカスタムペイントに挑戦〜その12〜

ヘルメットカスタムペイントももう一息です。
根気と気合でここまで来ました。

塗装肌を確認すると、まだかさかさしています。
ファイヤーパターンの境目も段差が出来ているので
ステッカーを貼る為に塗装肌を800番の耐水ペーパーで
慣らしていきます。

かさかさが無くなったら
カスタムペイントしたヘルメット全体のバランスを見ながら
ステッカーを貼っていきます。

ステッカー

黒いファイヤーパターンに映えるように白い翼のステッカーをチョイス。
左右でイメージの違う良い感じです。

曲面にステッカーを貼る時はシワになりやすいので
ドライヤーでステッカーを暖めながら貼っていきます。
空気が入らないように注意して、
ステッカーの端から少しずつ貼り進めていくと失敗を防げます。

クリアー塗装

ヘルメットカスタムペイントに挑戦〜その13〜

クリアーを塗装するカスタムペイント仕上げ方法。

このクリアー仕上げで全てが決まる大事な工程です。
今までは多少の失敗も後のフォローで解決出来ましたが
クリアー塗装の失敗は致命的になります。

ヘルメットは曲線部が多く、液ダレしやすいので
「焦らない」気持ちで臨むことが大切です。

クリアー前の塗装肌
クリアーペイントの前に800番の耐水ペーパーで
ヘルメット表面を軽く慣らしてあります。

ヘルメットの塗装面にぶつぶつした斑点が確認できます。
これは塗料のキメが荒い缶スプレーでの塗装だとどうしても表れやすく、
触ると僅かにかさかさした触感が分かります。

つるつるのカスタムペイント仕上げの為には無くさないといけませんが
このままペーパーで慣らし続けると折角の今までの塗装も
削ってしまう為、一度ヘルメットに捨てクリアーをペイントして
今までの塗装を保護します。

捨てクリアーをペイントしてもかさかさは無くなりませんが、
そこに耐水ペーパーをかけ、表面を削りかさかさを無くすまで
慣らしていきます。
削るのはクリアの層なので色合いを損なう事がありません。

注意と塗装方法として、
○かさかさを無くすまで本格的に水砥ぎをする為、削りすぎても
塗装本来を痛めないように厚めに捨てクリアーはペイントしておく事。
○クリアー層の液ダレは修正が手間。「焦らず」数回に分けて
厚く塗り重ねていく。
○段階でクリアを厚く塗るときにステッカーと部分塗装の段差を
完全に無くす為に、「クリアー塗装」→「段差部分の水砥ぎ」
を繰り返し、ヘルメットの表面のかさかさと段差を同時に
補正していく。

ここが正念場。手間がかかるので焦ったり、気持ちが萎えたり。
ですがクリアー塗装さえきちんと出来ればかなり見栄えが違います。
日数をかけてコツコツ進めます。

スプレー塗装クリアー仕上げ

ヘルメットカスタムペイントに挑戦〜その14〜

スプレーペイントカスタムの最終工程です。

クリアーのスプレー塗装と水砥ぎを数回繰り返し、
「ムラ」や「かさかさ」の塗装肌を修正しました。

ラッカー塗料は皮膜が薄く耐久性が乏しい為、最後にウレタン塗料の
クリアーを上塗り。

ウレタン塗料は割高ですが最後のクリアーだけはウレタンを使うことで
皮膜を確保でき、耐久性が向上できます。

ウレタン塗料とラッカー塗料には相性があり、ラッカーの上にウレタン
を塗装する事は出来ますが、ウレタンの上にラッカーの上塗りをすると
ウレタン塗料が縮み、シワが出来てしまいます。
この為、割安なラッカーでヘルメットやカウル等を塗装して
仕上げだけはウレタン塗料で塗装膜を保護するというのが
スプレーペイントでは一般的です。

○ラッカー→ウレタン
×ウレタン→ラッカー(縮みます。修正不可)
△ウレタン→ウレタン(耐久性は優れますが高価)

スプレー塗装クリアー仕上げ
周囲の景色が写りこむくらいなら大満足。
後はコンパウンドを使って、筋肉痛になるまで磨きます。
飽きるまで磨きます。

ヘルメットカスタムペイント完成

ヘルメットカスタムペイントに挑戦〜その15〜

ヘルメットカスタムペイント完成

ヘルメットカスタムペイント塗装完了です。

実は小雨の中、青空塗装を強行してヘルメットの表面にくぼみ沢山できたり、
夜薄暗い中スプレーして思いっきりムラ、塗装ダレを作ったり、
ウレタンクリアー塗装直後、床に落としてしまったり。

それでも何とかなるものです。
失敗しても修正すればいいんです。臆する事はありません。
終わり良ければ全て良し。

焦らず気合があればお気に入りのヘルメットが完成します。
興味ある方はお試しあれ。